西向きのシンボルとも言える母家。
100 年ほど前に土地を切り開き、移築されてきた家。
瓦などを流用しつつ、この山で採れた木と土が足され、建てられました。
重要文化財・友田家縁の証、鬼瓦には九曜紋。
家主を変えながら、この土地と家人を見守ってきてくれた。
そんなこの家を、私たちの住居としてではなく、地域に開かれた人の集まる場所=コミュニティスペースにしたいと考えました。
まずは雨漏りで傷んだ屋根の葺替え。仲間に助けてもらいながら古い瓦と土を降す。
職人さんに教えてもらいながら、瓦について学んでいく。
塞がれた壁を剥がし、歪んだ構造体を大工さんに整えてもらいました。
家を解体して再築する、それだけで昔の人の知恵や歴史を知る、濃い時間。
どのような形で「受け継ぐ」のか、考えながら作り上げています。
これから、土壁、漆喰壁、ストローベイル等のワークショップを開く予定です。