about us

静岡県周智郡森町の古くから続く山あいの集落に、長い旅の末、沖縄から移り住んで来ました。

「西向き」というこの場所の古くからの屋号を受け継ぎ、自然に寄り添った循環型の暮らしの模索、衣食住を自分たちの手に戻す暮らしづくりを実践しています。

三千坪の敷地と三棟の家屋。
修繕したり、再築したり、リノベーションしながら、人が集い、火を囲み、乾杯できる場所をつくっています。

・集落の棚田再生
・雑木の森、食べれる森づくり
・保存食づくりや季節仕事
・里山の暮らしが体験できるビオロッジ
・古民家再築プロジェクト 

文字どおり西に開けたこの場所で、
土地と家の記憶と歴史を受け継げるように。

想い

2011年3月11日の震災は、
私たちにとって価値観がひっくり返るほどの大きな出来事でした。

古くから続いてきたものは、明日も変わらずあるものだと、疑いませんでした。
でも、ある日突然、予期せぬことが起こり、消えてしまうことがあるのだと知りました。

店の棚から商品が消え、突如計画停電が始まり、ライフラインも自分たちの手になかったことを知りました。

自分たちが何も知らず消費し、得られている安寧は、誰かの不幸や叫びの上に成り立っているのかもしれない。

それならば、自然との関係性をもう一度見直し、それを繋ぎ残す一人になりたいと考えました。


これからどう生きていけば良いのか?
海外を二年間「世界の暮らしを巡る旅」に出て、持続的な暮らしを実践している人たちを訪ねてきました。

日本に帰ってきて、古くから自然との共生を続けてきた、「里山」に答えがあるのではないかと思い至りました。

もしもここが、誰かにとって、自然へ歩み寄るきっかけになれば嬉しいです。